デザイヤー・ウォークス・オン

①基本情報

１）タイトル 　 DESIRE WALKS ON（デザイヤー・ウォークス・オン）
２）プロデューサー　デュアン・バロン＆ジョン・パーデル
３）リリース年 　1993年
４）セールス順位 　 全米48位

②曲目

１）DESIRE
２）BLACK ON BLACK II
３） BACK TO AVALON
４） THE WOMAN IN ME
５） RAGE
６） IN WALKS THE NIGHT
７） MY CRAZY HEAD
８） RING THEM BELLS
９） WILL YOU BE THERE(IN THE MORNING)
１０）VOODOO DOLL
１１）ANYTHING IS POSSIBLE
１２）AVALON(Reprise)
１３）DESIRE WALKS ON
１４）LA MUJER QUE HAY EN MI
(THE WOMAN IN MEのスペイン語バージョン)
１５）THE QUEDARAS(EN LA MANANA)
(WILL YOU THERE(IN THE MORNING)のスペイン語ヴァージョン）

③アルバム全体的な事

80年代後半の「ハート」から「ブリゲイド」の路線とは異なり、ハートの原点復帰ということで、シンプルで地味なつくりとなっています。また13曲中10曲がウイルソン姉妹自身のペンであります。セールスとしえはハートとしてはいまいちです(米48位)。
また「作品自体は出来のいいアルバムである。売れなかったのは 時代のせいである」「前作のブリケイドと比べればクオリティが落ちている」と人によって評価の分かれるアルバムです。
私自身の感想では1曲1曲の出来は悪くありません。しかし、アルバムとしてのまとまりやコンセプトが今一つです。よい所として挙げられることは、ややオーバー・プロディース気味の「ブリゲイト」と比べて作品がシンプルで、かつアンのボーカルもパワーアップしている点です。ハートはアンのボーカルさえあればいいという人にとってはいいと思いますが、全体的な感想としては「決して出来の悪い作品ではないが、うーん、いまひとつだな」という感じです。したがってハートをまったく知らない人にはベストアルバムか、代表作「ハート」か前作の「ブリゲイド」をおすすめします。